先日、北海道の岩内で冷蔵庫、洗濯機、タイヤ、軽自動車など数十トンに及ぶ、大量の産廃物の不法投棄が発覚しました。町道までゴミが溢れかえり、その広さは約1500平方メートルまでになります。
この土地は、以前、資材や廃材を置く場所として利用されていたが、土地の関係者が仕事を辞めて資材を放置されたままの状態になってから不法投棄されるようになったとの事。
業者だけでなく、個人で捨てに来てる可能性も高いです。これは氷山の一角で、不法投棄は全国各地で行われていて、各自治体は頭を悩ませていてます。24時間のパトロールやGPSを使って監視を強化している地域もあります。
今、全国各地の最終処分場はどこも逼迫していて、あと10年で限界を迎えます。それに伴い処分費は高騰する一方です。不法投棄は今後さらに増えていくかもしれません。
不法投棄は解体業者だけでなく、依頼した人も処罰の対象になりますので、気を付けて下さい。「知らなかった」では済みませんので、価格だけで業者を決めるのではなく、安心できる業者を選択することが、これからはますます重要になります。
安心できる業者選びの方法ですが、第一に、極端に安い見積りの業者は疑ったほうがいいです。
その判断基準として、何社かの相見積もりを取って相場の価格を知ることです。
どこも見積りは無料ですので、3~5社くらいで見積りを取ることをお勧めします。物件にもよりますが、一般的な戸建ですと、早いところで翌日、遅くても1週間以内には見積りが上がってきます。
※見積りを依頼する業者の選び方はこちらを参考にして下さい。
見積り時には、できるだけ業者と現地でお立会いされたほうが良いです。業者の雰囲気が分かる、という事もありますが、あらかたの作業箇所、手順の打ち合わせができますので、工事着手前の見積り金額の増減が無いです。
見積りが出揃ったら、解体費用の適正価格がおおよそ把握できると思います。
ここであまりにも安い金額の業者は、疑ってかかったほうが良いかと思います。人件費、処分費、重機稼働費、養生費など最低限、必ずかかる費用があるので、ずば抜けて安いのはどこかを極端に削るしかありません。
適正価格内におさまっている業者の中から、良さそうな数社をピックアップして価格交渉をして下さい。
処分費は、今年に入って2回も上がりました。今後、どこまで上がり続けていくか想像しただけでも恐ろしいです。
それにつれて不法投棄も増え続けていくかもしれません。
解体のご予定がある方は、なるべく早めにされることをお勧めします。